アイシングはなぜ必要か? 知っておきましょう
「ケガをしたらアイシングしなさい!」
スポーツをしている人なら、一度は言われた事があるでしょう
ケガをした時の基本の言葉「RICE」
これは、
R=Rest 安静
I=Icing アイシング
C=Compression 圧迫
E=Elevation 挙上
の略です
安静にし、患部をアイシングして、かつ圧迫し、患部をなるべく高く挙げる
これによって、患部の「浮腫=はれ」を軽減させます
特にアイシングは、きっちり行ったかどうかで
ケガの復帰までの時間を短縮できるか否か、にまで関わる大事な処置です
例えば私の経験則では
足首の捻挫をした選手がいたとして
RICEをすぐ行った場合と行わなかった場合で
復帰までの期間は数倍、変わります
例えば、ケガをした当日にRICE、のち当院で施術も的確に行えた場合
軽度のものなら1~3週間で復帰出来ることもありますし
1~2カ月で復帰が中央値(一番多いパターン)です
10代前半なら4日で走り出した子もいます
しかし、RICE処置せず、治療も行わなかった場合
3~5カ月、場合によっては半年以上かかる場合もあります
本当なら1カ月で70~90%くらいまでに復帰できるケガでも
処置を怠ると何カ月もかかってしまうのです
ケガをしたら、まずはすぐアイシング
これを是非守っていただきたいと思います
アイシングの基本は
凍傷にならない様、タオルで包んだ氷袋や専用の氷のうで15分程度冷やす事です
冬場で冷たさに耐え難い場合は
まず5~7分、少し休めてもう一度5~7分でも良いでしょう
夏場や、患部の熱が強い場合は
15分アイシングした後も暫く様子を見て
2~30分で熱が患部にすぐ出てくる場合は
15分アイシング、少し待つ、を何度か繰り返します
ここで注意点
継続的に何十分も連続でアイシングすると、皮膚が凍傷になってしまいます
凍傷は皮膚に痛みが強く、テーピングなど他の治療も出来なくなります
気を付けて下さい!
皆さんも、競技復帰を早めるために
是非、アイシングを有効活用してくださいね
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