炎症のある急性期疾患の処置 基本編
多くの整形外科・整骨院では
炎症のある捻挫・肉離れ(ぎっくり腰含む)は
絶対触らず安静に!が基本となっているが
実務レベルで言うと、リスクをよく認識しているなら
早期に治療を行った方が回復が早い事が分かっています
救急の世界では「ゴールデンタイム」と呼ばれる
外科的処置の限界点と呼ばれる時間があります
この時間以内に処置をすれば予後が良く
それより遅れると後遺症が残ったり予後不良となる時間です
実は捻挫、肉離れなどの筋や靭帯の外傷も、時間によって予後の変化があると感じます
受傷後8時間以内、48時間以内の2段階で予後の回復の差があるように思います
受傷直後に適切にRICE処置を施し、患部の循環を確保できた場合はかなり予後が良く
肉離れを受傷後、運動開始が1ヵ月程度で出来るようになる事も多いです
通常なら運動開始は2~3カ月掛かる事が平均ですので
かなり早まっていると言えます
具体的な肉離れの処置については
(R元年7月修正加筆・R3年4月再修正)